3部 強勢

サウォネでは、強勢(いわゆるアクセントやストレス)によって単語を区別します。 強勢は単語ごとに決まり、文の中で移動したり弱まったりすることはありません。

補足: 発音記号では、強勢を示すために/ˈ/を使います。 /ˈ/は、強勢がある音節の最初の文字の上に付きます。

原則

原則として、サウォネの強勢は最後の音節に置かれます。 この最後の音節のことを言語学ではUltimaと呼びます。

  • 「机」tanate tanate /tɑjɑˈte/
  • 「石, 山肌」kuteet kuteet /həˈti/

複基音・鼻母音がある場合

強勢は必ずしも最後の音節に置かれるわけではありません。
複基音(長母音や二重母音)もしくは鼻母音がある場合は、その音節に強勢が置かれることがあります。 優先順位としては複基音(長母音 > 二重母音) > 鼻母音 > 単基音です。

  • 「彼・彼女」oeup'oubne oeup'oubne /œːˈfuːme/
  • 「場所」antoou antoou /ˈœ̃toː/
  • 「癒す」kueeetuo kueeetuo /ˈkei̯ru/

連飾音がある場合

連飾音で始まる音節は、語末でなくても強勢が付く傾向があります。

  • 「欠ける」bboetuoob bboetuoob /ˈvœrou̯/

曖昧母音のある音節

u uが曖昧母音/ə/として働く音節は、強勢を受けません。 ただし長音化のためのu uはその限りではありません。

  • 「私たち」etpu etpu /ˈefə/
  • 「見せる」ppanuu ppanuu /ˈp̪͡fɑnə/

接尾辞がつく場合

接尾辞がつくと、そこに強勢がつきます。
例として、-oeu -oeu /-œː/-akok -akok /-ɑˈhu/などには、最終音節に強勢がつきます。
ただし、-oote -oote/-oˈte/ではなく/-ˈote/の位置に強勢がつきます。-ekue -ekueも同様に/-ˈeke/となります。
-ebで終わる単語の多くは、もともと別の単語 keb が接尾辞的に結び付いたものであり、ここにも強勢が付きにくいです。

  • 「考え」eetoeu eetoeu /iˈtœː/
  • 「聞こえる, 可聴音」unnekue unnekue /ũˈneke/
  • 「教師」ketkoote ketkoote /heˈʃote/
  • 「家事をする」bnatuo-keb bnatuo-keb /ˌmɑˈru.eu̯/

実際の扱い

迷ったときは、辞典や転写に強勢が載っているならそれに従います。