サウォネは「サナフナナ」(ttaennuk'nuanua ttaennuk'nuanua)という独自の文字を用います。
サナフナナは母音にあたる文字4個と、子音にあたる文字5個の計9文字のみで構成されます。 これに加え、約物や記号、数字などを用いてサウォネは記述されます。
注意として、サウォネは一つの文字が一つの音を表すわけではありません。 例えば、a aは単体では/ɑ/と発音されますが、ae aeはひとまとまりで/a/と発音されます。 これは子音も同様です。 「基本の発音」とあるのは、あくまで代表的な音を示しているということです。
| 文字 | ラテン文字転写 | 基本の発音 | 説明 | 例 |
|---|---|---|---|---|
| a | a | /ɑ/ | 日本語の「あ」にあたる母音です | akke /ɑˈxe/ 私 |
| e | e | /e/ | 日本語の「え」や「い」にあたる母音です | ettoo /eˈso/ 5 |
| o | o | /o/ | 日本語の「う」や「お」にあたる母音です | oubne /ˈuːme/ 人 |
| u | u | /ə/ | いわゆる曖昧母音(schwa)です。また、母音を伸ばします | uta /əˈta/ 風 |
| t | t | /t/ | TやSの音を表します | tooo /tou̯/ イス |
| b | b | /b/ | BやWの音を表します | bonueu /wuˈneː/ 触る |
| k | k | /k/ | KやHの音を表します | katuo /haˈru/ 口 |
| p | p | /p/ | PやFの音を表します | peek /fi/ 種子 |
| n | n | /n/ | NやYの音を表します。また、鼻母音化します | noopoon /joˈfũ/ 眠る |
| 文字 | ラテン文字転写 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|---|
| ' | ' | アフェショウフォテ app'e-tkooopoote |
文字の縮約を示す |
| - | - | レノテ tuen'oote |
接頭辞や目的語などの接続を示す |
| . | . | ハット kut' |
文の区切りを表す。日本語の句読点に対応 |
なお、このサナフナナは300年ほど前に当時のフォウシェの王 カティリ(サウォネ:bn'-p' kuteetuee, アイシェノン: bn'-p' kuteetuee)の勅令によって制定されました。 勅令を受けたのは招集された8人の知識人たちで、その中には当時の王妃であり数学者でもあったペウナウ(サウォネ:puebnaou, アイシェノン: puebnaou)もいました。
カティリは異常なほどに合理性と美しさにこだわり、当時30以上あった文字をたった9文字に変えました。 サナフナナの字形は以前の文字の一部を参考に作られています。
カティリは変人国王として知られ、文字の制定以外にも多くの改革を行いました。 これらの改革は、現在のフォウシェの文化や言語にも影響を与えています。