2020年5月6日の夢。
いつもと変わらない部屋で私は作業している。
机の上には横になる人の姿がある。その体は不完全で、あるべきものが無かったり、骨が見えたりしている。
そこで私は彼女を作っていることを思い出す。机に広がるキラキラした宝石や金属で彼女を作っているのだと。ありったけのキラキラを部屋中からかき集め、一つ一つ繋げる。それぞれの宝石はいびつな形をしているはずなのだが、不思議なことに、繋げれば繋げるほど人らしさを帯びていく。そうしていくと次第に腹、四肢、頭、と形になっていった。
最後に"オパール"を埋め込もうとする。その"オパール"は白濁した虹色ではなく、美しく黄金に輝いていた。それを雫型に丁寧に磨く。何故だかわからないがそれはとても大切なものだという気がしてならなかったのだ。
雫型に磨いた"オパール"を彼女の鎖骨の間あたりに埋め込んだ。
彼女がどうなったか私は知らない。